
「美しくなりたい」と願うとき、 僕たちはついつい、デパートのきらびやかな化粧品売り場や、 魔法のような効果をうたう美容液を思い浮かべてしまいます。
もちろん、それらも素敵な手助けをしてくれるけれど、 実はもっと身近なところに、最高の「美容液」が隠れている。 それが「走ること」なんじゃないかな、と思うんです。
海外のセレブやモデルたちが、 忙しい合間を縫って街へ走り出すのは、 ただ体を絞るためだけじゃない。 彼女たちは知っているんですね。 走ることが、自分の内側から「きれい」を連れてきてくれることを。

ハリウッド女優 ミランダ・カー

人気モデル ベラ・ハディット
めぐりは、とどけない。
走ると、心臓がトクトクと元気に動き出します。 すると、全身の血のめぐりが、 「お待たせ!」と言わんばかりに活発になる。 新鮮な酸素や栄養が、肌のすみずみまで、 宅配便みたいに丁寧に届けられるんです。
それと同時に、たまっていた老廃物も 「じゃあね」とさよならして流れていく。 この「めぐり」がよくなることで、 肌のくすみが晴れて、ぱっと明るくなる。 高いエステに行くのもいいけれど、 自分の足で血をめぐらせるって、なんだか誇らしいことですよね。
あたらしく、なっていく。
肌は、日々あたらしく生まれ変わっています。 「ターンオーバー」なんて言葉で呼ばれますが、 これが年齢とともに、ちょっとずつ「のんびり」になっちゃう。 けれど、走ることで代謝のリズムが整うと、 肌の細胞たちが「よし、あたらしくなろう!」と元気を取り戻します。
古い自分を脱ぎ捨てて、あたらしい自分に出会う。 そのくり返しが、肌のツヤや透明感をつくってくれる。 僕も長く走っていますが、 ときどき同世代の人から「若く見えるね」と言ってもらえるのは、 たぶん、この「あたらしくなるリズム」を、 走ることで守り続けているからなんだろうなぁ。
汗は、からだの掃除屋さん。
走って流れる汗は、ちょっと特別です。 じわじわと毛穴から溢れ出す汗が、 奥の方に詰まっていた「いらないもの」を一緒に連れ出してくれる。 天然のデトックス、と言ってもいいかもしれません。
しかも、その汗には肌を潤す天然の成分も含まれていて、 乾燥から守ってくれる役割までしてくれる。 自分の体から出るものが、自分をきれいにしてくれる。 からだの仕組みって、本当によくできているなぁと感心してしまいます。

心が晴れると、肌も笑う。

そして何より、走ることは「心の掃除」でもあります。 仕事で「うーん」と頭を抱えるようなことがあっても、 海風を感じながら走っているうちに、 トゲトゲした気持ちが丸くなって、最後には消えていく。
運動をすると、幸福感をもたらす成分が分泌されるそうですが、 心が「いい気分」になると、それは不思議と肌の表情にもあらわれます。 ストレスから解放された顔って、 どんな高級なクリームを塗った顔よりも、きっと美しい。
もちろん、紫外線の強い時期には帽子をかぶったり、 日焼け止めを塗ったりといった「気遣い」は必要です。 でも、そうやって自分の体をいたわりながら、 一歩一歩、湘南の道を駆けていく。
美しい肌は、たぶん「健康であること」の、 ご褒美みたいなものなんだと思います。
あたらしい自分に出会うために、 お気に入りのシューズを履いて、外へ出てみませんか?











