湘南国際マラソン出場者必見!!優勝経験者が教える3つの攻略ポイント

今年も首都圏でも屈指の人気レース「湘南国際マラソン」が近づいてきました。

眼前に広がる相模湾を眺めながら、湘南の海岸線を走るこのマラソンはランナーにとっては魅力的で挑戦的なイベントです。

この記事では、湘南国際マラソン優勝経験を持ち、2022年も3位に入ったRUNSメンバー 

伊澤 聡

がスタートからゴールまでのコース攻略ポイントを解説し、特に押さえるべき3つのポイントに焦点を当てます。

「スタートから湘南大橋」「江ノ島エリア」「西湘バイパス」――各エリアでのランニング戦略や注意点を掘り下げ、完走や自己ベストへのお役に立てれば嬉しいです。

(優勝時 タウンニュース記事↓↓)

※コースマップほぼ直線だが後半に難所が控える

湘南大橋まではウォーミングアップ(4〜7km)

序盤はスタート直後の高揚感と眼前に広がる開放感いっぱいの相模湾、西湘バイパスの下り坂でついついオーバーペースに陥りがちです。

スタートしてしばらくすると防音壁や防砂林で景色が見えなくなるポイントに入るため、序盤は自分の身体とリズムに「起きて」と対話するように走り、景色が一気に開ける湘南大橋から徐々にテンションを上げていくのがおすすめです。

また、箱根駅伝の「平塚中継所」から「浜須賀交差点」までは箱根駅伝ランナーと同じコースを走ることになります。

1ヶ月後には箱根駅伝ランナーが同じコースを走ります。彼らよりも早く箱根駅伝のコースを走ることができる!という興奮を抑えながらもじっくりとカラダを温めていく感覚でピッチを刻みましょう。

江ノ島折り返しは半分じゃない(19km)

湘南国際マラソンのコースはスタートから江ノ島へ行って帰ってきても実はまだ37km。

気持ち的に中間地点と錯覚しがちな江ノ島も、実はまだ19km付近。折り返しから本当の中間点までは2km以上あります。

折り返し地点で「さぁ後半へ」と意気込んでも後半戦スタートは2km以上先です。

江ノ島まではウォームアップくらいのつもりで走り、後半の難所に備えましょう。

西湘バイパスの上り坂や、ゴール地点を一度通り過ぎ「二宮」での折り返しもメンタル的にキツくなるポイントのため注意が必要です。

※↑↑江ノ島をバックに力走する、前「江ノ島砂浜ダッシュ主宰 坂本」、後「本記事解説 伊澤」 両選手。

西湘バイパス入口を上手く登る(35km)

湘南国際マラソンで最大の難所は35km付近の西湘バイパス入口の上り坂です。

江ノ島を折り返してからは向かい風の傾向もあり、肉体的にも疲労のピークを迎える頃です。

まだ完走の確信が持てない、精神的にも1番辛いこのポイントに西湘バイパス入口の上り坂が待ち受けます。この坂をリズム良くクリアできるかが湘南国際マラソンの最大の分岐点です。

ここで脚が「いっぱい」だと急激にペースダウンしたり、無理に登ろうとして脚が痙攣してしまうランナーが続出するポイントでもあります。

スタート直後の往路での下りで傾斜を確認し、序盤からここのポイントを常に意識して走ると良いかもしれません。

35km地点までは余裕のあるイーブンペースを保ち、この難所を登り切ったら下り坂を利用して自然にペースが上がるような走りを心がければ、湘南国際マラソンは「勝ち」です。

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まとめ

湘南国際マラソンは相模湾を望む海岸線と、箱根駅伝と同じコースを走る日本唯一のフルマラソンコースが特徴であり、ランナーたちはその美しい景色と共に自身の挑戦に臨むことになります。

この記事を通じて、スタートからゴールまでの各ポイントでの注意事項や戦略的なアプローチについて理解できたら幸いです。

湘南国際マラソンに挑むランナーたちにとって、この情報が完走や自己記録達成への道標となり、充実した「湘南」体験となることを願っています。

くれぐれも無理せずランを楽しんで、ゴールでの充実感を手に入れましょう。

PS.ゴール後は平塚駅周辺で飲食を楽しんでいただけると平塚市の財政に・・・公務員的な発言はやめときましょう(笑)


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