砂浜をはだしで駆ければ、心はどこまでも自由になれる。

ふと、 窓の外を眺めると、いつも通りのアスファルトがどこまでも続いています。

僕らはいつから、この「固い地面」を当たり前だと思うようになったんでしょうね。 たまには靴を脱ぎ捨てて、野生の自分を呼び戻してみたくなることはありませんか。

今日は、僕が大好きな「ビーチラン」のお話をしようと思います。

砂の上のトホホな再発見

意気揚々と砂浜へ繰り出した私は、まずその「不安定さ」に愕然としたのである。

最新の厚底シューズに甘やかされきった私の足裏は、もはやお豆腐のような軟弱さ。

砂に足を一歩踏み入れるたびに、「ズボッ」と沈み、まるで底なし沼にでもハマったかのような醜態をさらすこととなった。

しかも、波打ち際でカッコよく走っているつもりだったが、ふと横を見ると、散歩中の犬にすら軽々と追い抜かれているではないか。

「おいおい、人間としての尊厳はどこへ行ったのだ」 と心の中でつぶやいてみたものの、砂に足を取られてフラフラしている姿は、どう見ても「酔っ払ったカニ」のようであった。

実にトホホな光景である。

足裏が「仕事」を思い出すとき

でもね、その「ズボッ」とか「フラッ」が、実はすごく大事なことなんだと思う。 砂浜を走ることは、眠っていた筋肉たちに「おい、起きろよ」と声をかけるようなものなんだ。

  • フットワークが劇的に変わる 不安定な砂の上でバランスを取ろうとすると、足首や足裏の筋肉がフル回転で「仕事」を始めます。これが、結果として地面を捉える正確なフットワークにつながるんだね。
  • 天然の筋トレマシン 砂の抵抗は、アスファルトの比じゃありません。大腿筋(太もも)やお尻の筋肉が、これでもかというほど刺激されます。知らず知らずのうちに、下半身がキュッと引き締まっていく。これって、ちょっと嬉しい発見だよね。
  • 心臓もびっくり、肺もニッコリ 同じ距離を走っても、砂の上はエネルギーの消費量が全然違います。自然と心肺機能が鍛えられて、持久力がアップする。 向かい風を受けながら砂を蹴る感触は、まさに「生命の躍動」そのもの。

海と、風と、自分だけの時間

ビーチランの本当の良さは、数値や理屈じゃないところにある気がします。 疲れたら、そのまま膝まで海に浸かってしまえばいい。

冷たい海水が、火照った脚を優しくアイシングしてくれます。

波の音を聞きながら、太陽の光を全身に浴びていると、 「ああ、自分もこの自然の一部なんだなあ」 っていう、静かな安心感がじわーっと広がっていくんだ。

都会の喧騒や、日々の小さな悩み事なんて、 寄せ返す波がさらっていってくれる。 砂浜に残した自分の足跡も、いつの間にか消えてしまうけれど、 走り終えたあとの心には、温かい何かがちゃんと残っている。

そんな「自分へのご褒美」のような時間を、 あなたも一度、味わってみませんか。

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